スニーカーを洗うときにクリーナー(洗剤)とセットで必要となるのが”ブラシ”です。
ブラシといっても、馬の毛や豚の毛、羊の毛、合成繊維など、いろいろな素材のブラシがあり、それぞれに特徴があります。
「汚れを払うには、この素材のブラシ」「スニーカーのこの素材を洗うには、この素材のブラシ」といったような感じです。
しっかりとスニーカーの汚れを落としたいのなら、正しい素材のブラシを使うことが大切。もし使うブラシを間違えてしまうと、スニーカーを傷めてしまうなんてことも・・・
この記事では、「靴やスニーカーを洗うためのブラシの選び方とおすすめ」を紹介します。
また、”ブラシに使われている素材ごとの特徴や用途について”や”スニーカーの正しい洗い方”もお届けするので、スニーカーを洗うときの参考にしてみてくださいね。
まずは、ブラシに使われている毛の素材の種類と特徴について説明していきます。
靴・スニーカー用ブラシに使われている毛の種類
まずは、ブラシの毛の種類と、それぞれの特徴を紹介していきますね。
ブラシは、すべて洗うために使うとは限りません。クリームを塗ったりホコリを払ったりツヤを出すために使ったりもするからです。
スニーカー用のブラシの毛には、おもに5種類の素材が使われていて、それぞれ硬さが違うので使用する用途が違ってきます。
例えば、「毛が硬いブラシは、アウトソール(靴底)の汚れを落とすのに効果的ですが、スエードやヌバックなど繊細な素材を洗うと傷めてしまう可能性が高い」というような感じです。
下に、ブラシに使われている毛の種類と、それぞれの特徴と用途をまとめてみました。
※ 毛が硬い順に並べています。
硬さ | 素材 | 特徴 | 主な用途 |
硬 ↑ ↓ 柔 | 合成繊維 | 硬い | 硬い素材の汚れ落とし |
豚毛 | 硬め | クリームを塗る/汚れ落とし | |
化学繊維 | 硬すぎず、柔らかすぎず | クリームを塗る | |
馬毛 | 柔らかい | ホコリを落とす | |
山羊の毛 | かなり柔らかい | ツヤを出す |
靴・スニーカー用ブラシの選び方
ブラシを選ぶときのポイントは、ブラシを使う用途によって選ぶ!コレが大切です。
・洗う
・クリームを塗る
・ホコリを落とす
・ツヤを出す
上の4つの用途ごとに選び方を紹介します。
まずは、スニーカーを洗うのに使うブラシの選び方から!
”洗う”ブラシの選び方
スニーカーの汚れを落とすために、クリーナーをブラシにつけてゴシゴシと洗うときには、硬めのブラシを選ぶのがポイントです。
スニーカーの素材によって使い分ける
もう少し詳しく言うと、ラバーやキャンバスなど丈夫な素材には、硬い毛のブラシを使い、スエードやヌバックなどの繊細な素材には硬すぎないブラシを使いましょう。
・繊細な素材には、硬めの毛のブラシを使う
具体的には、どの種類のブラシを使えばいいのか?
丈夫な素材には毛が硬い「合成繊維」のブラシ、繊細な素材には毛が硬めな「豚の毛」のブラシです。
ブラシの種類 | スニーカーの素材 |
豚の毛 | レザー、スウェード・ヌバック、メッシュ、サテン |
合成繊維 | ラバー(ゴム)、キャンバス、樹脂製パーツ |
”クリームを塗る”ブラシの選び方
レザーのスニーカーにクリームを塗るときは、1本1本の毛が太くコシがある豚毛のブラシを使うのが一般的です。
もう少し詳しく言うと、”ペネトレイトブラシ”という指二、三本でつまめるくらいの小さなブラシを使います。
ペネトレイトブラシを使うことにより、クリームを薄く均一に、細かいところまで塗ることができるので、レザーのスニーカーにクリームを塗る際は、ぜひペネトレイトブラシを使ってみてください。
ペネトレイトブラシでクリームを広げて浸み込ませたあとに、布で拭けば完璧です!
”ホコリを払う”ブラシの選び方
スニーカーの汚れをクリーナーシートで拭く前やクリームを塗る前にホコリや砂を払うときには、毛が柔らかい馬毛のブラシを使われることが多いです。
馬毛は毛が柔らかいので、スエードやヌバックなどの繊細な素材に使用しても傷める心配がありません。
”ツヤを出す”ブラシの選び方
仕上げにツヤを出すときに使うブラシは、毛の1本1本が細くて柔らかい山羊(ヤギ)の毛が一般的です。山羊の毛は、実際に触って比べてみると豚毛や馬毛よりも格段に細くて柔らかいのが分かります。
布で拭くことで十分にツヤを出すことができるので、必ずしもブラシを使う必要はないです。
【用途別】スニーカー用ブラシのおすすめ
ここでは、つぎの用途別にスニーカー用ブラシのおすすめを紹介します。
・”洗うため”のブラシ
・”クリームを塗るため”のブラシ
・”ホコリを落とすため”のブラシ
・”ツヤを出すため”のブラシ
まずは、クリーナーを使って汚れを落とすのにおすすめなブラシから!
洗うためのおすすめブラシ
スニーカーを洗うための「豚毛ブラシ」と「合成繊維ブラシ」のおすすめを紹介します。
豚毛ブラシのおすすめ
豚毛ブラシのおすすめは、つぎの3点です。
レザーやスエード、ヌバックなどの繊細な素材が使われているスニーカーを洗おうとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ジェイソンマークの豚毛ブラシ
ジェイソンマークは、「世界で一番愛され信頼されるスニーカーアクセサリーブランド」を目指して2007年にアメリカのロサンゼルスで設立されたシューケアブランドです。
スニーカーの汚れを落とすことを目的に作られた豚毛ブラシだけあって、Amazonや楽天での評価も高いです。
値段も求めやすいので、豚毛ブラシに迷ったらコレを選べば失敗はしないと思います。
コロンブスの豚毛ブラシ
日本の老舗ブランドのコロンブス。展開されているブラシの種類も多く、値段もリーズナブルで、靴職人さんからの評価も高いブラシです。
ブートブラックの豚毛ブラシ
コロンブスの最上級のシリーズの「BOOT BLACK」。イギリスの古い言葉で”靴磨きをする人”を意味します。
値段は他のブラシに比べると格段に高いですが、その分だけの価値ありです。
品質に徹底的にこだわる方でなければ、はじめに紹介したジェイソンマークかコロンブスの豚毛ブラシで十分だと思います。
合成繊維ブラシのおすすめ
(ジェイソン マーク) Jason Markk ブラシ 靴ケア用品 [ スタンダード ブラシ ] 1647 STANDARD SHOE CLEANIN…
クリームを塗るためのおすすめブラシ
クリームを塗るのに、おすすめなブラシを紹介します。
ホコリを落とすためのおすすめブラシ
ホコリを落とすのに、おすすめなブラシを紹介します。
ツヤを出すためのおすすめブラシ
ツヤを出すのに、おすすめなブラシを紹介します。
スニーカーを傷めない変色させない洗い方
ここでは、スニーカーを傷めない変色させない洗い方を紹介します。
洗うために用意するモノ
まず、つぎのモノを準備してください。
- 豚毛ブラシ
- 合成繊維ブラシ
- ジェイソンマークのクリーナー
- ボールに水を入れる
- マイクロファイバーのタオル
- スニーカーをキレイにしたい気持ちwww
今回は、スニーカーを傷めない、変色させないためにジェイソンマークのクリーナーを使った洗い方を紹介します。
洗い方の手順とポイント
つぎの手順で洗うだけなので、誰でもカンタンにできちゃいます!
- ブラシを水につける
- クリーナーをブラシに垂らす
- スニーカーを洗う
- タオルで拭く
- ①から④を繰り返す
- 風通しの良い場所で乾燥させる
ポイントは、ソールやキャンバス生地などの丈夫な素材は合成繊維のブラシを使い、レザーやエスード・ヌバックなどの繊細な素材は豚毛のブラシを使うのがポイントです。
ブラシで洗う前にスニーカーを水に浸けて置く洗い方は、加水分解の原因となるので、おすすめできません。
汚れを落とすにはクリーナーも大切
スニーカーの汚れを落とすには、ブラシだけでなくクリーナーも大切です。
重曹などを使ったり、洗濯用の洗剤を使ったり、人によっては洗濯機の中に放り込んで洗う方がいますが、スニーカーを傷めたり変色したりする原因となります。
スニーカーの汚れさえ落ちれば構わないという方は別ですが、もし、あなたが痛まず変色せずに汚れを落としたいと思うのなら、スニーカー用のクリーナーを使ってみてはいかがでしょうか?
スニーカー用のクリーナーに興味がある、使ってみてたいな、おすすめを知りたいなと思ったら、つぎの記事を参考にしてみてください。
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