スニーカーを履いていると、どうしても汚れがつきますよね。
汚れるのはしょうがないと分かっていても、できるだけキレイな状態を保っていたいと思う方も少なくないと思います。
そんなときに役立つのが、スニーカー用のクリーナー。
スニーカーの汚れを落とす洗剤だね!
スニーカーの汚れを落とすのを目的に開発されているので、お湯につけたり、洗濯用の洗剤や重曹、漂白剤を使うより、スニーカーを傷めることも変色させることもなく、汚れを落としてキレイにすることができます。
アッパー(スニーカーの表面)はもちろん、ミッドソールやアウトソール(靴裏)も、しっかりと洗うことができます。
しかも、クリーナーの中には、
- 水に浸したり、すすぐ必要がない
- 身体にも環境にも優しい自然素材を原料としている
- スウェードやヌバックなどの繊細な素材にも使える
という優秀なクリーナーもあります。
今回は、スニーカーの汚れを落とすのにおすすめなスニーカークリーナーを紹介します。
また、「スニーカークリーナーの選び方」や「スニーカーの洗い方」もお届けするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたのお気に入りのスニーカーがキレイになる!
あなたがスニーカーについた汚れを落として綺麗にしたいと思うのなら、スニーカークリーナーを使えば諦めてた汚れも落とせるかもしれません。
- 気持ちよくスニーカーを履きたい
- できるだけ購入した時の状態でいて欲しい
- 汚れがついたスニーカーはみっともない
- キレイな状態を維持したい!
- 洗って痛んだり変色するのが心配
- 白いスニーカーだから汚れが目立つ
スニーカー用のクリーナーだけあって、酷い汚れも落とすことができます。また、素材が痛んだり変色しないような原料で作られているので安心です。
僕も使う前は、正直なところ半信半疑でした。
しかし、実際に使ってみると汚れが落ちて本当にキレイになりました。しかも、清潔感があってイイ匂いがします。
ただ、どんな汚れも落ちるわけではありません。長い間放置して染み込んでしまった汚れを落とすのは難しいので注意してください。
クリーナーを使って定期的にスニーカーを洗えば、キレイな状態に保つことができるので、1度試しに使ってみてはどうでしょうか?
スニーカークリーナーの選び方
スニーカークリーナー(スニーカー専用の洗剤)を選ぶときのポイントはつぎの2つです。
- クリーナーの種類
- スニーカーの素材
①クリーナーには液体・泡・ミスト(霧)という3種類のタイプがあり、そして、②スニーカーの素材には、レザー・キャンバス・エナメル(パテント)・スエード・ヌバックなどが使われています。
この2つのポイントに着目してクリーナーを選ぶことが、スニーカーの汚れを落とすときに重要です。
スニーカークリーナーの種類
スニーカーのクリーナーには、「液体」「泡」「ミスト」と3種類のタイプがあります。
それぞれの種類の特徴をかんたんに表にまとめました。
種類 | 特徴 |
---|---|
液体 | 液体タイプのクリーナー 水が必要 液体をかけたブラシを水につけてスニーカーを洗う |
泡 | 水は不要 泡をブラシにつけてスニーカーを洗う |
ミスト | 水は不要 スニーカーにクリーナーを吹きかけて布やブラシで洗う |
液体タイプのクリーナーから詳しく解説していきます。
液体タイプ
液体タイプはガッツリと汚れを落とすことができますが、クリーナーの他に、ブラシ、水、布を準備する必要があります。洗い始めるまでの準備があるので面倒くさがりの方には向いていないかもしれません。
使う場合は、泡が意外と飛び散るのでエプロンの着用をおすすめします。
泡タイプ
泡タイプは、水を準備する必要がないので、スニーカーを洗うまでの準備に手間がかかりません。
使ってみると分かると思いますが、水を準備するのってかなり面倒くさいです。
液体タイプと泡タイプの両方を使うと、泡タイプの素晴らしさを実感できます。
ブラシに泡をつけてスニーカーを擦って洗い、布で拭くだけです。
- 水が不要
- 液体と水が黄金比率になっている
- 液体タイプと比べると値段が少し高い
- 自分で液体と水の比率を調整できない
ミストタイプ
ミストタイプも、水は必要なく、手軽にクリーニングできますが、液体タイプと泡タイプに比べて洗浄力が落ちるのかなという印象です。
軽い汚れをササッと落とすときにおすすめですが、ガッツリした汚れのときは液体タイプか泡タイプをおすすめします。
スニーカーの素材
スニーカーの素材に対応したクリーナーを使いましょう。
まずは、あなたが洗おうとしているスニーカーの素材を確認してください。
レザーなのか、キャンバス生地なのか、それともスウェードやヌバックなのか。スニーカーに使われる素材っていろいろありますからね。
つぎに、クリーナーの「使える素材」と「使えない素材」を確認してください。
使おうとしているクリーナーが、あなたのスニーカーの素材に対応していないと、色落ちしたり変色したりする可能性があります。
必ず対応しているクリーナーを使いましょう。
お気に入りのスニーカーが変色したら、ショックで寝込むわ!
実際に、どんな素材がスニーカーが使われているか見てみよう!
スニーカーに使われている素材
スニーカーには、つぎのような素材が使われています。
素材 | 特徴 | |
---|---|---|
キャンバス生地 | キャンバス生地は厚手の布です。 コンバースのスニーカーにキャンバス生地が使われているものが多いです。 | |
レザー | レザーには、つぎの3つがあります。 ・動物の皮を鞣(なめ)して革にした天然革 ・天然の布地を基材とし、合成樹脂を塗布した合成皮革 ・不織布を基材とし、合成樹脂を塗布した人工皮革 | |
スウェード ヌバック | スエードは、革の裏面を磨いて起毛させた革です。 ヌバックは、革の表面(銀面)を磨いて起毛させた革です。 | |
パテント (エナメル) | パテントは、鞣(なめ)した革にウレタン樹脂塗料を施してある革です。 落ち着いたドレッシーな雰囲気が出ます。 | |
メッシュ | メッシュ素材とは、生地の表面にたくさんの穴が開いている生地で、ナイロンが良く使われます。 甲の部分にメッシュ素材を使い動きやすくするために使用します。 | |
サテン | サテンは、光沢があって滑らかな素材です。 | |
樹脂製パーツ | 樹脂とはプラスチックのことです。 ランニングシューズやスニーカーの補強パーツとして使われます。 |
注意すべき素材は?
「スウェード・ヌバック」と「パテント(エナメル)」の2つの素材には注意が必要です。
とても繊細な素材なので、対応している洗剤なのか必ず確認しましょう。
スウェード・ヌバックにも対応しているクリーナーもあるよ!
対応しているかどうかの記載がない場合は、使わないほうがいいです。少なくとも僕は使っていません。
ちなみに、パテント(エナメル)をキレイにするなら、コロンブスのエナメルクリーナーがおすすめです。
コロンブスって、防水スプレーにもパテント(エナメル)素材に対応してるモノがあったりと、パテント(エナメル)素材のケアに力を入れているシューケアブランドです。
パテント(エナメル)素材のスニーカーを持っている方は、ぜひ試してみてくださいね。
おすすめのスニーカークリーナー
俺のスニーカー編集部では、おすすめのスニーカークリーナーを厳選して紹介します。
今回は、「ジェイソンマーク」と「クレッププロテクト」という2つのシューケアブランドのクリーナーに厳選しました。
この2つのシューケアブランドは、スニーカーに特化してシューケア用品を開発しているシューケア用品のスペシャリストです。
なぜ、この2つのシューケアブランドのクリーナーに厳選したのか?
この2つのシューケアブランドのクリーナーには、つぎの特徴があるからです。
- 水が要らない
- いろいろなスニーカーの素材に使える
- 原料が天然素材だから
スニーカーを洗うために、いろいろな洗剤を探しましたが、ほとんどの洗剤は、ブラシで洗ったあとに水ですすがなければなりません。
しかし、この2つのクリーナーは、タオルで拭くだけです。
また、強い化学薬品や研磨剤を使用していなので、身体にも環境にも良く、ビニール手袋が不要。
スニーカーケアに特化しているだけあってスェード・ヌバックなどの繊細な素材にも使えます。
もちろん、汚れの落ちも抜群に良いです!なので、このどちらかのクリーナーを使ってもらえれば失敗はしないと思います。
ジェイソンマーク シュークリーナー
ジェイソンマークは、2007年にアメリカで設立されたシューケアブランドです。
簡単に使えて、満足できる洗浄力のあるスニーカー用の洗剤を作りたいという思いから、「プレミアムシュークリーナー」が誕生しました。
独自の配合により効果的に汚れを落とすことができます。
成分の98.3%が天然素材を使用しているので、身体にも環境にも優しいので、皮膚が弱い人も安心して使えますよ。
レザー、スウェード、ヌバック、キャンバス、ビニール、ナイロン、コットン、メッシュ、ゴムなど、いろいろな素材に使用可能です。
プレミアムシュークリーナーには、「液体タイプ」と「泡タイプ」の2種類あります。
① 液体タイプ
ブランド | ジェイソンマーク |
原料 | 天然素材 |
容量 | 236㎖ |
タイプ | 液体 |
特徴 | 研磨剤を含んでいない |
液体タイプは、ブラシとセットになったエッセンシャルキットも発売されているよ!
エッセンシャルキットには、「プレミアムシュークリーナー118㎖」と「スタンダードシュークリーニングブラシ」の2点が入っています。
このスタンダードシュークリーニングブラシの素材は合成繊維なので毛が硬いです。ラバーやキャンバス生地など硬めな素材を洗うときに適しています。
しかし、メッシュやスウェード、ヌバックなどの繊細な素材を洗うなら、別で柔らかめなブラシを用意したほうがいいです。
※ タオルは入っていないので、別で用意する必要があります。
液体タイプのクリーナーの使い方
液体タイプのクリーナーの使い方は、つぎの通りです。意外とカンタンですよ!
- ボウルに水を入れる
- ブラシを水に浸す
- ブラシに液体をかける
- 再度、ブラシを水に浸す
- 泡立てながらブラッシングをする
- 布かタオルで泡をすべて拭き取る
- 必要に応じて②から⑥を繰り返す
- 自然乾燥させる
② 泡タイプ
ブランド | ジェイソンマーク |
原料 | 天然素材 |
容量 | 207㎖ |
タイプ | 泡 |
特徴 | 研磨剤を含んでいない |
泡タイプには、つぎのようなメリットがあります。
- 水が不要
- 液体と水が黄金比率で配合されている
まず、液体タイプと違って、泡タイプはすでに液体が水と配合されています。
しかも、JASON MARKKが1番効果のあるであろう比率で配合しているのです。
黄金比率で配合された泡なら間違いないね!
水が必要ないので、準備するモノはブラシとタオルのみ。
わざわざボウルに水を入れるなんて面倒くさいことをしなくていいから楽チンですよね。
クレッププロテクト クリーニングキット
クレップ プロテクト(Crep Protect)は、イギリス発のシューケアブランドです。
成分のうち98%は天然素材を使用しているCrep Protectのシューズ用洗剤。
天然皮革や合成皮革、スェード、ヌバック、キャンバス、ナイロンなど、いろいろな素材に使えます。
また、グレープっぽい香りがしてイイ感じ。
洗浄液
ブランド | クレッププロテクト |
原料 | 天然水、界面活性剤、 ココナッツ抽出成分 |
容量 | 200㎖ |
タイプ | 液体 |
特徴 | 弱アルカリ性の天然由来の成分を使用 |
クリーニングキット
このクリーニングキットさえあれば、スニーカーの汚れを落とすことができます。
気になるキット中に入っているグッズは、つぎの3点です。
- 洗浄液100㎖
- ブラシ
- タオル
スニーカーの汚れを落とすためのシューケア用品を持っていない方のスターターキットとしておすすめです。
スニーカーを洗うには使うブラシも重要
スニーカーをの汚れを落とすには、クリーナーだけでなくブラシ選びも重要です。
ブラシといっても、豚毛、馬毛、合成繊維などの種類があり、それぞれ毛の太さや硬さが違います。使うブラシを間違えるとあまり汚れが落ちなかったり、最悪な場合、スニーカーが痛んでしまったり、変色してしまう可能性も・・・
ブラシを選ぶときのポイントは、スニーカーの素材に合わせる!コレだけでOKです。
具体的に、ブラシの選び方について紹介していきますね。
ブラシの選び方
ブラシを選ぶときのポイントは、スニーカーの素材に合わせてブラシを選ぶのが大切と言いました。
具体的には、ラバーやキャンバス生地など丈夫な素材は、1本1本の毛が太くて硬い合成繊維のブラシを使い、スエードやヌバックなどの繊細な素材には、硬すぎず柔らかすぎない豚毛のブラシを使うのが一般的です。
- 丈夫な素材 → 合成繊維ブラシ
- 繊細な素材 → 豚毛ブラシ
”豚毛”と”合成繊維”の2つのブラシでOK!
スニーカーを洗うときは、豚毛と合成繊維のブラシだけあれば十分です。
それぞれのブラシで洗える素材をまとめておきました。
ブラシ | スニーカーの素材 |
合成繊維 | ラバー(ゴム)、キャンバス、樹脂製パーツ |
豚の毛 | スウェード・ヌバック、メッシュ、サテン |
もっと詳しくスニーカー用のブラシについて知りたい方は、つぎの記事を読んでみてください。
合成繊維ブラシ
(ジェイソン マーク) Jason Markk ブラシ 靴ケア用品 [ スタンダード ブラシ ] 1647 STANDARD SHOE CLEANIN…
硬い毛なので、ミッドソールやアウトソール、キャンバス生地など硬い部分の汚れを落とすのに最適です。
スウェード・ヌバックなどの繊細な素材が使われているスニーカーを洗うと、ブラシの跡や傷が残る恐れがあるので、豚の毛でブラシで洗うことをおすすめします。
豚の毛ブラシ
豚の毛ブラシは、柔らかすぎず程よい硬さがあるので汚れをかきだすことができます。また、合成繊維ブラシほど硬くないので、スウェード・ヌバックなどの繊細な素材が使われているスニーカーも洗うときにおすすめです。
パテント素材はタオルで拭きましょう!
パテント素材は、ブラシを使ってはいけません!表面のパテント素材が剥がれてしまったり、傷ついてしまう可能性があります。
パテント用の洗剤を使って、マイクロファイバーのタオルで拭くようにしましょう。
基本的なスニーカーの洗い方
スニーカーをつぎの手順で洗うと、ブラシの跡や傷がつかずに洗うことができます。
- 靴紐(シューレース)を外す
- 洗浄液をブラシにつける
- ミッドソールなど硬めの素材から洗って泡立たせる
- 泡立ってきたら他の部分も洗う
- タオルで拭いて泡を完全に拭き取る
- 風通しの良い場所に置いて乾かす
ポイントは、硬い素材から洗って泡立たせることです。
泡立たせるのに、つい力が入ってしまったりすることも少なくありません。
なので、硬い素材から洗って泡立たせてから、繊細な素材を洗うようにしましょう。
洗浄液によって水洗いが必要だったりするので、詳しい洗い方に関しては、使う洗浄液の説明に従ってください。
部分汚れならクリーナーシートや消しゴムがおすすめ
スニーカーが全体的に汚れてしまったなら、クリーナーで洗うのがベストですが、部分的なちょっとした汚れのときは、「クリーナーシート」や「スニーカー用の消しゴム」を使った方が早くてカンタンに汚れを落とせます。
スニーカークリーナーシート
汚れた部分をクリーナーシートを使って擦りながら拭くだけです。手のひらサイズなので、お出かけのとき、旅行のときなどに携帯できますよ。
シートによっては裏表があるので注意してください。
スニーカー用の消しゴム
[マーキープレイヤー] ラバーアンドソール消しゴム RUBBER + SOLE ERASER N0.03 25mm x 85mm MP044021 Clea…
スニーカー用の消しゴムは、えんぴつで書いた線を消す消しゴムと同じ感覚で、スニーカーについた汚れを擦るだけです。
消しゴムによって使える素材が違うので、購入する前に確認しましょう。
防水スプレーをしておけば汚れにくくなる
防水スプレーは、水を弾くだけでなく、汚れに対しても効果があります。
新品のスニーカーをおろす前に、キレイに洗ったスニーカーを履く前に、防水スプレーをして汚れを防ぎましょう。
そうすれば、洗うときに汚れの量も、落ちにくい汚れも少なくなります。
汚れ予防も大切だよ!
【裏技編】洗浄のプロに任せる
もしスニーカークリーナーを使って汚れが落ちない場合は、洗浄のプロである靴のクリーニング屋にお願いするという方法もあります。
靴のクリーニングを取り扱っている店舗に持ち込む、家の近所に取扱店がなければ、宅配クリーニングという手もあるので、選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
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