あなたはスニーカーにシューキーパーを使いますか?
シューキーパーっていうと、ビジネスシューズのような革靴に使うイメージがありますよね。
だから、スニーカーにはシューキーパーを使う必要がない、いらないんじゃないの?って思っている方も少なくないと思います。
はじめに結論を言ってしまうと、スニーカーを長持ちさせたいならシューキーパーは必要です!
できるなら靴全般に使うべきだよ!
シューキーパーといってもバネタイプやネジタイプなどいろいろな種類があり、値段も100均のような安いモノから高いモノまでピンキリです。しかも、高いからといって、そのシューキーパーが自分の靴に合うとは限りません。
なので、どれを選べばいいのか分からなくなる方も多いと思います。
この記事の前半では、そんな方のために、編集部が厳選しておすすめのシューキーパーを紹介するので、あなたの持っているスニーカーに合いそうなものを探してみてください。
記事の後半では、シューキーパーを選ぶときのポイントや正しい使い方もお届けするので、ご自分で探してみようと思う方はぜひ参考にしてみてくださいね。
スニーカーにおすすめなシューキーパー5選
①ライフバリュー シューキーパー
製品仕様
サイズ
部位 | 24.5~26.0㎝ | 26.5~28.5㎝ |
---|---|---|
かかとの高さ | 約5.5㎝ | 約5.5㎝ |
甲の高さ | 約5㎝ | 約5㎝ |
甲幅 | 約8㎝ | 約8.5㎝ |
レッドシダーを使用しない代わりにコストを抑えた木製のスプリング式のシューキーパー。
木製のスプリング式の中ではコスパが非常に良く、Amaoznでの評価も高いです。
木製でなるべく安い金額のシューキーパーを探してる方におすすめしたい!
②Matunoki シューキーパー
製品仕様
サイズ
部位 | 24.5~26.0㎝ | 26.5~29.0㎝ |
---|---|---|
かかと幅 | 6.0㎝ | 6.8㎝ |
甲の高さ | 6.2㎝ | 7.8㎝ |
甲幅 | 7.2~8.2㎝ | 8.5~9.0㎝ |
③Love-KANKEI シューキーパー
製品仕様
サイズ
部位 | 24.5~26.5㎝ | 27.0~29.0㎝ |
---|---|---|
かかと幅 | 6.0㎝ | 6.8㎝ |
甲の高さ | 6.2㎝ | 7.8㎝ |
甲幅 | 7.2~8.2㎝ | 8.5~9.0㎝ |
④コロニル アロマティックシダーシュートゥリー
製品仕様
コロニル(COLLONIL)は、1909年にドイツで創業されたレザーケアのトップブランドです。
環境先進国であるドイツで開発・生産されているコロニルの商品は、「皮革に優しい・人体に優しい・環境に優しい」 をコンセプトに作られているので、機能性や品質はもちろんのこと、環境にも配慮しています。
⑤プラスチック製シューズキーパー
プラスチック製のシューキーパーは木製よりも価格が安いのが1番の特徴!なるべく安く量が必要な方におすすめです。
また、材質に抗菌(Ag+))が練りこまれているので清潔に使うことができます。
⑥無印良品のシューキーパー
家具、家電、衣類、文具、寝具など生活用品の全般を取り扱っていて、品質と価格のバランスが良く、デザインも非常にシンプルなのが特徴的な無印良品。
その無印良品が発売しているシューキーパーは、満足度が高い内容の口コミが多くあります。
無印良品のシューキーパーを購入したレビュー記事を書いたので、サイズ感や使ってみた感想を知りたい方は、つぎの記事を読んでみてください。
シューキーパーがあなたのスニーカーを長持ちさせる
僕は、すべてのスニーカーにシューキーパーを入れて保管しています。
思い入れがあるスニーカーや、限定モデル、レアなモデルなど、自分の大切なスニーカーをできるだけ長持ちさせたいからです。
実際に使ってみるとスニーカーの反りやシワの回復具合が違うよ!
シューキーパーには靴の形を維持する働きがあります。
もし、あなたが「スニーカーを大切に長く履きたい!」と思うのならシューキーパーを使ってみてはいかがでしょうか?
- 大切なスニーカーを長持ちさせたい
- 履いてできたアッパーのシワをキレイにしたい
- 購入したときの状態をできる限りキープしたい
つぎに、なぜシューキーパーを使うことで、スニーカーが長持ちするのか?をカンタンに説明していきますね。
シューキーパーの役割・働き・効果
スニーカーにもシューキーパーを使う必要があります。
なぜなら、シューキーパーには靴の形を維持する2つの働きがあるからです。
- ソールの反り返りを元に戻す
- シワやひび割れの予防
ソールの反り返りを元に戻す
歩いていると、ソールの反り返り(そりかえり)が起こります。
※ 反り返りとは、つま先から甲にかけて靴が上に沿ってしまうこと。
その反り返りを元に戻してくれるのが、シューキーパーです。
反り返りを放置しておくと、靴の中に溜まった足の裏から出た汗が蒸発して、その形で固まってしまいます。
1日に足の裏から出る汗の量は、コップ1杯分と言われているよ!
つまり、スニーカーを脱いだ後にシューキーパーを入れないと、反り返ったままになってしまうのです。
シワやひび割れの予防
反り返りは、シワやひび割れ(クラック)の原因となるので注意しましょう。
シューキーパーを使うことによって、反り返りを元に戻し、本来の形を保つことができます。
元の形を保つことは、シワやひび割れの予防にもなるので超重要です!
シワが深く入ってると、くたびれた感じがしてダサいよね!
シューキーパーの選び方
シューキーパー選ぶときのポイントは、「サイズ」「素材」「形状」「構造」の4つです。
- サイズ
- 素材
- 形状
- 構造
この4つの中でも1番に重要なサイズについて、まずは説明していきますね。
① サイズ(きつめ・ゆるめ)
シューキーパー選びで1番に重要なのがサイズ!
シューキーパーの役割は、靴を上下左右に伸ばすことで、靴の元の形をキープすることです。
緩すぎても、きつ過ぎてもダメ。
緩すぎたら伸ばすことができないし、きつ過ぎたら伸ばし過ぎて、逆に靴の形を崩すことに。
シューキーパーの理想のサイズは、スニーカーに入れたときにピッタリ、もしくは、少しキツイくらいのサイズです。
② 素材(木製・プラスチック)
シューキーパーに使われる素材は2種類あります。
- 木
- プラスチック
下の表は、木製とプラスチック製のシューキーパーを4つの特徴から比較した表です。
タイプ | 価格 | 形状維持 | 長期保管 | 調湿 |
---|---|---|---|---|
木製 | ▲ | ◎ | ◎ | ◎ |
プラスチック製 | ◎ | ○ | ▲ | × |
編集部としては、木製のシューキーパーをおすすめします。
なぜなら、木には湿気を吸い取る効果があるからです。
また、使われる木によっては、脱臭や殺菌のプラスの効果もあります。
おすすめは、シダー製(レッドシダー製)のシューキーパーです。
レッドシダーは、調湿、消臭、脱臭、防虫に優れていて、他の木に比べて湿気を吸い込む量が多い木材。
※ 光沢を出すために、シューキーパーの表面にニスが塗ってあるモノがあります。ニスが塗ってあると吸湿性が落ちてしまうので、なるべくニスが塗ってないモノを選ぶようにしましょう。
③ 形状(つま先・かかと)
シューキーパーの「つま先」と「かかと」によって、スニーカーの縦・横にテンションを与える力が変わってきます。
つま先
シューキーパーの「つま先」の形には、3種類あります。
- 真っすぐ割れているタイプ
- 斜めに割れているタイプ
- 割れ目がないタイプ
おすすめは、斜めに割れているタイプです。
価格は高いですが、3種類の中で断トツでコレ!
つま先が割れていることで、左右(横)にテンション(伸ばす力)を与えることができ、甲のシワを伸ばしてくれます。
また、甲の部分が盛り上がっていて高さがあるので、甲を支えて形を保つことが可能です。
かかと
かかと部分は、ある程度の大きさがあるモノを選びましょう。
小さ過ぎると、1点に負担がかかり過ぎて、かかとがダメになってしまいます。また、大き過ぎると、かかとがパンパンになって元の形を崩してしまう可能性があるので注意してくださいね。
④ 構造
シューキーパーには、つぎの3つの構造があります。
- スプリング(バネ)式
- ネジ式
- ヒンジ式
人気が高い構造は、スプリング(バネ)式です。
それぞれの特徴をカンタンに説明していきます。
スプリング(バネ)式
Amazonや楽天などで「シューキーパー」を検索すると、おそらくスプリング(バネ)式が1番多く表示されます。
つま先とかかとの部分がチューブで繋がっていてるシューキーパー。
チューブの中にスプリングが入っていて、このスプリングの力でテンションをかけています。
スニーカーには、このスプリング(バネ)式がおすすめです!
ネジ式
ネジ式は、つま先とかかとの間にネジがついていて、そのネジでサイズを調整します。
スプリング(バネ)式と比べてテンションがかかりにくいです。
あまりテンションをかけないで形を保ちたい靴におすすめなシューキーパー。
ヒンジ式
ヒンジ式は、つま先とかかとの部分がヒンジ(蝶番)で繋がれています。
サイズ調整ができないので、おすすめできません。
ヒンジ式は、いろいろな靴に流用するのではなく、特定の靴だけに使うシューキーパーです。
【番外編】簡易式バネ
ダイソーで売られている1個150円(両足で300円)のつま先とかかとがバネで繋がっているシューキーパー。
バネを「へ」の字に折り曲げることでテンションを与えているので、つま先にかかるテンションが弱かったり、均一にかからなかったりします。
また、かかと部分の面積が小さいので、かかとの1点に負荷が集中して、長期保管をすると型崩れを起こすかもしれません。
簡易式バネタイプの使い方としては、履いた後に1~3日だけ、または、外出時や出張先、旅行先などで一時的に使うのがベストです。
長期保管をする(入れっぱなしにする)シューキーパーとしては、おすすめできません。
タイプ | 価格 | 形状維持 | 長期保管 |
---|---|---|---|
スプリング式 | △~○ | ◎ | ◎ |
ネジ式 | △~○ | ◎ | ◎ |
ヒンジ式 | △~○ | 〇 | 〇 |
バネ簡易式 | ◎ | ▲ | × |
レッドシダー素材のシューキーパーのお手入れ方法
おすすめのシューキーパーでも紹介したレッドシダー素材のシューキーパー。
このレッドシダーという樹木は、アロマティックシダーとも呼ばれ、独特の自然な爽やかな香りがします。
使っていくうちに、この香りが薄くなったら「中目のサンドパーパー」で軽く削ると香りを取り戻せます。
また、木の内部に湿気が溜まり過ぎると、調湿機能が下がってしまうので、定期的に風通しの良い場所で日陰干して乾燥させるようにしましょう。
※ 直射日光だとひび割れする可能性があるので注意してください。
- 香りが薄くなったら削る
- 定期的に日陰干しする
シューキーパーの使い方(入れ方・取り出し方)
まずは、シューキーパーの入れ方から説明していきますね。
シューキーパーの入れ方
- シューレース(靴紐)を緩める
- つま先からシューキーパーを入れる
※ スニーカーの外側に少し斜めに傾けると入れやすい - シューキーパーのかかとを押し込む
※ 無理やり押し込まない - つま先の奥までしっかりと入れる
※ 靴を伸ばす目的で入れるので、少しキツイくらいがちょうど良い - かかと部分を入れる
シューキーパーの取り出し方
シューキーパーの取り出し方は、かかと部分の金具部分を引っ張って取り出すだけ。めちゃくちゃカンタンですよね。
もし取り出しづらい場合は、かかと部分を前に押し出すといいです。前方に押して、かかと部分に隙間をつくるイメージ。
入れることができたんだから、必ず取り出せる!
シューキーパーを入れるタイミング
シューキーパーを入れるタイミングは、「スニーカーを脱いだらすぐに入れる派」と「乾燥させてから入れる派」に分かれます。
どちらがいいの?と迷う方もいると思いますが、
「除湿」と「型崩れの防止」のどちらを優先したいかで決めればOKです。
- 除湿を優先 ➡ 乾燥させてから
- 型崩れ防止を優先 ➡ 脱いだらすぐに
脱いだらすぐに入れる派
革は湿っているときが1番変形しやすいので、型崩れを防止するには、脱いだらすぐに入れる。
乾燥させてから入れる派
湿っているとカビや加水分解の促進の原因となるので、風通しのよい場所で1日しっかりと乾燥させてからシューキーパーを入れる。
脱いだらすぐに木製のシューキーパーを入れるのがおすすめ
僕は、脱いだらすぐにシューキーパーを入れています。
その際に、木製のシューキーパーを使用。
木には、湿気を吸い取る働きがあるので、これで湿気対策をしています。
ずっと入れっぱなしで大丈夫
シューキーパーは基本的に入れっぱなしで問題ありません。
しかし、シューキーパーの形が合わない、サイズがキツ過ぎるのはNGです。
靴が伸びてしまいます。
シューキーパーを入れるだけでスニーカーの持ちが変わる
シューキーパーを入れてあげることで、スニーカーの持ちがかなり変わってきます。
既に履いているスニーカーも今からでいいので、シューキーパーを入れて保管するようにしましょう。
本当ならスプリング式の木製シューキーパーがいいのですが、使わないよりは絶対に使ったほうが良いので、プラスチック製やダイソーで販売している木製のモノなら安く購入できるのでぜひ試してみてください。
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