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バスケットボールをやったことがなくても、スニーカーにあまり興味がなくても「エアジョーダン」という言葉を聞いたことがあると思います。
スニーカー好きには共通言語ですよね(笑)
1985年に発売された「エアジョーダン1」から現在に至るまで、なんと1〜34までのシリーズが発売されているんです!
もはやスニーカー界のこち亀ですよね(笑)
この記事では、マイケルジョーダンが現役中、実際に履いていたエアジョーダンを1から18まで一挙に紹介していきます。
なぜ、この記事を書いてみようかと思ったのかというと、エアジョーダンというスニーカーが作られたストーリーや背景を知りたくなったからです。
マイケル・ジョーダンが現役中に作られたモノってシリーズごとにコンセプトがあったり、ジョーダンからのリクエストがあったりして作られました。
スニーカーが作られたバックボーンなどを知っていくと、スニーカーの見た目だけじゃなく中身も好きになって、違う角度からも見れるようになって、さらにスニーカーが楽しくなります。
- 昔から好きな人
- 最近になって興味が湧いてきた人
- どのシリーズを買おうか迷ってる人
など、いろいろな方に楽しく見てもらえるんじゃないかなと思います。ストーリーなんて興味ないよって方は、図鑑代わりに使ってください。
ちなみに僕は、ベタですがジョーダン1が1番好きです。
それでは、いってみましょう!
エアジョーダンとは?
エアジョーダン(AIR JORDAN)とは、バスケの神様マイケル・ジョーダンをモデルにしたバスケットシューズ、いわゆる、バッシュです。
今はスニーカーとして履かれていますが、もともとはバスケットシューズとして発売されたんですよ。
エアジョーダンの「エア」とは、ナイキの代表的な技術の1つであるソールの「エアクッション」技術とジョーダンのニックネームの「エア」の2つのエアをかけています。
「エア」という言葉で謎かけしてるみたいだよね(笑)
※ ジョーダンは、空中を歩いているような滞空時間が長い超人的なジャンプをすることからニックネームが「エア」でした。
また、エアジョーダンの「ジョーダン」は、マイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルという意味です。
※ シグネチャーモデルとは、有名人や有名アスリートの名前を冠とした商品のこと。
また、エアジョーダン(AIR JORDAN)は、略して「AJ」と呼ばれています。
バスケの神様マイケル・ジョーダンとは?
エアジョーダンのモデルとなっている「マイケル・ジョーダン」について詳しく知らない方もいるかと思いますので、カンタンに紹介しておきますね。
マイケル・ジョーダンは元NBAのバスケットボール選手です。
【本名】マイケル・ジョーダン
【誕生日】1963月2月17日
【身長】198センチ(現役時)
【体重】99キロ(現役時)
【ポジション】SG(シューティングガード)
【所属】シカゴ・ブルズ、ワシントン・ウィザーズ
【背番号】23、12、45
【最高到達点】392センチ(全盛期)
【出身大学】ノースカロライナ大学
シカゴ・ブルズで6度のNBA制覇(優勝)やオリンピックでアメリカ代表としても2回の金メダルを獲得、他にも5回のシーズンMVP、6回のファイナルMVP、10回の得点王などなど、実績を挙げだしたらキリがありません。
ジョーダンが神様と呼ばれている由縁は、実績だけではないんです。
何が何でも勝ってやるという闘争心や試合を決めるゴールを奪う勝負強さ、そして、ジョーダンの代名詞でもある人間離れしたジャンプ力を活かしたダンクやトリプルクラッチなど。
観るもの全てに衝撃を与える記録にも記憶にも残る選手だからこそ、神様と今なお呼ばれているのです。
AIR JORDAN1(エアジョーダン1)1985年
個人的には、エアジョーダン1こそ完成されたスニーカーだと思います。
見てください、このカッコよくて美しいシルエット!見てるだけで、ご飯が何倍も食べられますよね(笑)
スラムダンクでも登場した!
漫画スラムダンクで主人公の桜木花道が2足目に履いたスニーカーとして有名です。
桜木が履いていたのは、BRED(ブレッド)という赤と黒のみで配色されたモデルで、実際にジョーダンも試合中に履いていました。
日本ではエアジョーダン1は、とてもなく人気のあるスニーカーの1つ!
特にジョーダンが実際に履いていたカラー(通称OGカラー)は爆発的な人気があり、復刻されると、発売日にはスニーカーショップに長蛇の列ができるほどです。
そんな大人気のカラーを桜木は100円で購入してましたよね(笑)
AIR JORDAN - エアジョーダン - AIR JORDAN 1 RETRO HIGH OG BRED - 555088-001 - SIZE 9.5 (メンズ)
AIR JORDAN1にまつわるエピソード
ジョーダンがAIR JORDAN1を履いていた当時のNBAでは、「白の面積が80%以上のシューズを使用する」という規定があったんです。
しかし、ジョーダンは、所属していたシカゴ・ブルズのチームカラーである赤と黒のみで配色された「ブレッド」や「バンデッド」と呼ばれるカラーのAIR JORDAN1を履いて試合に出場し続けました。
当然、これは規定違反です。
なので、違反のペナルティとして1試合あたり約50万円の罰金が課されました。
罰金を課されても履き続けることが大きな話題となり、(ここからがナイキさんの上手いところなんですが)ナイキは、これを逆手に取ったプロモーション活動を展開。
「NBAがこのシューズの着用を認めなくても、諸君の着用を止めることはできない」というCMを流して反骨精神を表に出して宣伝したのです。
これをやられたらファンの心にグサッと突き刺さりますよね!
ちなみに、ナイキが罰金を代わりに払い続けていたらしいです。
AIR JORDAN2(エアジョーダン2)1986年
デザインは、ピータームーアとブルースキルゴアが担当しました。
ピータームーアは、エアジョーダン1の立案者で、ブルースキルゴアはエアフォース1のデザイナーという超ビッグタッグ。
異色な存在
エアジョーダン2は、シリーズを通して異色な存在。
なぜ異色なのかというと、シリーズで唯一イタリアで生産されているからです。
なので、どこかヨーロッパ的な雰囲気を感じませんか?
ナイキのシンボルマークがない!?
実は、このジョーダン2からナイキのシンボルマークでもある「スウッシュ」が姿を消します。
スウッシュをなくしのは、エアジョーダンというブランドを前面に押し出すためだと言われています。
シュータンにはエアジョーダンの象徴でもあるウイングロゴマーク。
初の得点王に!
このジョーダン2を履き、初めての得点王に輝きました。
1試合平均37.1点という化け物スタッツ。
その他にもオールNBAファーストチームに選ばれたり、スラムダンクコンテスト優勝も達成しています。
このとき、ジョーダンは、まだ3年目のNBAシーズンでした。
AIRJORDAN3(エアジョーダン3)1988年
エアジョーダン3は、いろいろな特徴がギュッと凝縮された1足となっています。
ジャンプマンロゴ初登場!
今ではジョーダンシリーズと言えばお馴染みのジャンプマンロゴは、このエアジョーダン3で初めて登場したんです。
ナイキはスウッシュ、ジョーダンブランドはジャンプマンという感じに、ジョーダンブランドを1つのブランドとして確立させるためと言われています。
天才デザイナーが担当
ジョーダン3から「ティンカー・ハットフィールド」がデザインを担当し、これを皮切りに数々のジョーダンシリーズを手がけることになります。
テクノロジーが目に見える!?
このジョーダン3には、当時エアマックスで採用されていた「ビジブルエア」が搭載されました。
ビジブルエアとは、目に見えるエアです!
※ ビジブルを日本語に訳すと「目に見ることができる」という意味。
ナイキのエアというテクノロジーが見ることができるようにビジブルエアをデザインしたのも天才ティンカー・ハットフィールドです。
エレファント柄
ジョーダン3の象徴の1つでもあるエレファント柄!
または、セメント柄とも呼ばれます。
個人的に、このエレファント柄がめちゃくちゃ好きです。
単体としてもカッコいいし、スニーカー全体を見たときにも凄くいいアクセントになっていますよね!
1988−89年シリーズのマイケル・ジョーダン
前年に引き続きプレーオフでピストンズに敗北。ピストンズのジョーダンルールと呼ばれるジョーダンがゴール近くまで切り込んできたら数人がかりで抑え込む方法により、精神的・肉体的にも苦しんだシーズンとなりました。
AIRJORDAN4(エアジョーダン4)1989年
ジョーダンシリーズ消滅の危機を救う!
前々作のジョーダン2と前作のジョダーン3で人気が下降気味だったジョーダンシリーズ。
思った以上にセールス面で厳しい状況にあった中、ジョーダン4の登場により人気が再び上昇。もし、これがコケていたら、今現在、ジョーダンシリーズは存在していなかったかもしれません。
今、エアジョーダンの復刻版を手にできるのは、このジョーダン4さまさまですね。
バスケットをモチーフにしたデザイン
ジョーダン4のデザインを担当した天才デザイナーのティンカー・ハットフィールドは、バスケットボールを連想させるパーツを使って見ようと考えました。
その結果、バスケットゴールのネットをイメージしてメッシュパネルを使い、てプラスチック製のアイレットはゴールの輪をイメージしたデザインに。
アイレットの下には、ゴールの支柱をイメージした三角形のスタビライザーを付けました。
さらには、ヒールプロテクターまでも、ゴールの輪をイメージしたデザインとなっています。
多くのプラパーツが使われたことによって、(当時は、プラパーツを多く使う仕様は珍しかったため)目新しさがウケて人気モデルとなり、ジョーダンシリーズの人気も回復したというわけです。
シリーズで唯一の「Flight」ロゴ
シュータンには、シリーズで唯一の「Flight」ロゴが入っています。
AJ2と3の販売不振から、ガードプレイヤー向けのバッシュとして展開された「エア・フライト」シリーズに組み込むを見据えて「Flight」ロゴを入れたのです。
ご存じの通り、AJ4の大ヒットにより、「エア・フライト」シリーズに組み込まれるこはありませんでしたけどね。
機能性も向上
当時では珍しいメッシュやプラスチック素材を目に見える形で使用した結果、軽量化や耐久性が向上し、AJ4は見た目だけでなく機能性にも優れています。
1989ー90年シリーズのマイケル・ジョーダン
プライベートでは、ファニータ夫人と結婚。
プレーオフ1回戦のクリーブランド・キャバリアーズ戦で、難しいジャンプシュートを放ちブザービーターを決め逆転勝ちを納め、カンファレンス・セミファイナル進出!
しかし、バスケットボールでは3年連続でデトロイト・ピストンズにプレーオフで敗れてしまいます。この年はイースタン・カンファレンス決勝でした。
AIRJORDAN5(エアジョーダン5)1990年
前作のAJ4が黒人層を中心にストリートで人気になったことから、ブラックカルチャーを意識してデザインされたエアジョーダン5。
このAJ5がジョーダンシリーズの人気を世界規模にしたといっても過言ではありません。
スニーカーで強盗事件!?
AJ5から新しく使われた新素材や近未来的なデザインなど様々な要因が重なり、購入を巡って喧嘩が起こって、一人が射殺される事件が起きてしまいました。
皮肉にも、この事件によりジョーダンシリーズは憧れの的となり、ブランドとしての地位を確立。以降、スニーカーカルチャーの先頭を走る存在に。
戦闘機とサメからインスパイア
スピード感溢れ、圧倒的な制空権でコートを支配するジョーダンのプレイスタイルを反映させるため、第二次世界大戦の戦闘機である「P-51 Mustang」をデザインのモチーフに。
AJ5から初めて採用されたモノとして、
- シュータンにリフレクター(反射)素材を使用
- アウトソール(靴底)にジャンプマンロゴがデザインされる
- クリアソールを採用
- ヒールサイドに23のナンバリングを入れる
- クリア素材のシューレースストッパー
といった新しい素材やデザインが採用されました。
AIRJORDAN6(エアジョーダン6)1991年
スラムダンクの主人公 桜木花道が履いた1足目としても有名なエアジョーダン6。
「素足に近い感覚でプレーしたい」
このAJ6を開発するにあたり、マイケル・ジョーダンは、デザイナーのティンカー・ハットフィールドに「素足に近い感覚でプレーしたい」とリクエストを出した結果、誕生したのが「プレーントゥ」仕様のAJ6でした。
つま先部分の補強パーツを取り除き、一枚仕立て作られた「プレーントゥ」仕様に。
他にも、補強パーツでなはくフレームの構造でアッパー全体を補強するように開発されました。まさにハイテク化の先駆けとなったモデルです。
サイドアッパーに隠された23という数字
このAJ6サイドのアッパーにジョーダンの背番号23という数字が隠されています!
どこに隠されているか分かりますか?
正解は、下の画像を見てください。
23という数字が見えてきましたよね。
デザイナーのティンカー・ハットフィールド恐るべし(笑)
AJ6を履いて念願の初優勝!
プロ7年目にして、ついに悲願の初優勝を果たしたジョーダン。さらに、ファイナルMVP、シーズンMVP、得点王の3冠を達成!
これが1度目のスリーピートの幕開けでした。※スリーピートとは3連覇を意味します。
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