2017年頃から流行り始めたボリュームがあってボテッとしたフォルムのスニーカー、いわゆるダッドシューズ!
休みの日に、お父さんが履いてそうなダサいスニーカーのような見た目をしていることが、ダッドシューズの名前の由来だと言われています。
あの世界一のラグジュアリーブランドの「ルイヴィトン」までもがダッドシューズを発売したほどだよ!
ブームの火付け役となったのは、アパレルのハイブランドとして有名なバレンシアガの「トリプルS」というスニーカー。
出典:ヴァレンシアガ公式HP
ちなみに、このスニーカーいくらだと思いますか?
なんと、定価で100,000円!
しかも発売と同時に即完売・・・凡人の僕には理解できません(笑)
なぜ、ボリュームがあって少しダサいスニーカー(ダッドシューズ)が人気になったのか?
きっかけとなったのが、「ファッションの中にダサいものを取り入れてスタイリッシュにカッコよく着こなすのがオシャレ」というファッション文化が流行ったことでした。
オシャレな服を着れば、オシャレになるのは当たり前!
真のオシャレとは、ダサいモノも取り入れてオシャレに着こなすこと!
その流れから「ダサいダッドシューズを取り入れたファッションは、カッコいい!オシャレ!」というトレンドが生まれ、ついには「ダッドシューズ自体がカッコいい」となりました。
もはやダッドシューズは、一過性の流行ではなく、1つのファッションカテゴリーとなっています。
僕自身も初めは、良さが全く分かりませんでした。
それどころか、なんで、こんなにダサいスニーカーが流行ってるのか訳が分からない・・・ブラマヨの吉田ふうに言うと「どうかしてるぜ!」状態(笑)
しかし、ミズノのウェーブライダー1をきっかけにカッコよさが分かるようになり、一周回ってカッコいい!という感覚がはじめて理解できました。
- メンズ・レディースともに履ける!
- 細身のパンツとの相性が抜群に合う!
- 脚が長くスタイリッシュに見える!
瞬く間に2018年のスニーカー市場を席巻して、代表するスニーカーとなったダッドシューズ。
この記事では、これからボリュームのあるスニーカーを履いてみようと思う初心者の方におすすめを紹介します。
また、ダッドスニーカーを履いてみたいけど、どんな服装と合わせていいのか分からない方のために、おすすめのコーディネートをお教えしますので参考にしてみてくださいね。
まずは、ダッドシューズについてあまり知らない方のために、簡単に説明していきます。
ダッドシューズ(ダッドスニーカー)とは?
ダッドシューズとは、休みの日にお父さんが履いてそう、1990年代の体育の先生が履いてそう、そんな感じの見た目をしているスニーカーです。
「これがダッドシューズだ!」という明確な定義はありません。
特徴をあげるとすれば、
- ボリュームがある
- ボテッとしている
- ミッドソールが厚い
- 野暮ったい
- ぱっと見るとダサい
と、こんな感じになります。
ボリュームがあってダサさを感じたら、ダッドシューズだと思ってもらっても大丈夫です(笑)
いなたさを感じたらダッドシューズ!
代表的なダッドシューズ
つぎの3足は、爆発的に人気が出たモデルで、当時は即完売で入手困難で高額なプレ値がつくほどでした。代表的なダッドシューズと言えます。
アディダス YEEZY BOOST 700 “WAVE RUNNER”
世界的に有名なアメリカの音楽プロデューサーのKANYE WEST(カニエ・ウェスト)がプロデュースするYEEZYスニーカーシリーズ。
YEEZYスニーカーシリーズの中で、YEEZY BOOST 700というモデルはボリュームがあって、ダッドシューズ感が満載!
ダサさの中にもカッコよさがある1足となっています。
ミッドソールにはアディダスの最新テクノロジーである耐久性や衝撃吸収性、反発力を兼ね備えたBOOSTフォームを搭載しているので、履き心も地抜群!
価格は約40,000円とちょっと心地よくないかな(笑)
ヴァレンシアガ トリプルS
出典:ヴァレンシアガ公式HP
ラグジュアリーブランドとして有名なヴァレンシアガが発売したトリプルS。
100,000円という定価にもかかわらず即完売という異常な人気ぶり。
このスニーカーがダッドシューズブームを引き起こしたと言っても過言ではありません。
スニーカーブランドではなく、アパレルのハイブランドがダッドシューズを発売したことも影響や話題性が大きくなった要因だと思います。
プーマ サンダースペクトラ
ダッドシューズの流行りをいち早く察知したプーマが送り出した1足がサンダースペクトラ。
まさにプーマのダッドシューズの走りと言える1足!
レトロでボリューム感のあるデザインに、プレミアムメッシュ、ヌバック、スウェードと異なる素材を重ね合わせて流れるようなデザインを作り上げています。
ブラックをベースに、イエロー、ブルー、レッドをうまく落とし込んで1990年代を彷彿とさせるカラーに。
スニーカーブランドのプーマが作っているので、クッション性に優れていて履き心地がとても良い1足なっています。
初心者におすすめのダッドシューズブランド
まだボリュームのあるスニーカーを履いたことがない方のために、最初に履く1足としておすすめなダッドシューズのブランドを紹介します。
プーマ(PUMA)
アディダス(adidas)
とにかくカラーバリエーションが豊富なので、好きなカラーがない!ということにはなりません。むしろ、多すぎて迷ってしまうくらいです(笑)
また、約1万円とお求めやすい価格設定となっています。
リーボック(Reebok)
リーボックのDMXシリーズは、1990年代のシューズからインスピレーションを受けて誕生したモデルが多いのでボリューム感とスタイリッシュさが融合されたフォルムをしているスニーカーが多いのが特徴です。
値段も1万円前後とリーズナブルなので、ぜひ手にとってみてください。
ナイキ(NIKE)
ナイキのダッドシューズ「エアモナーク」。
ボリューム感があって、まさにダッドスニーカーというフォルムをしています。ナイキ好きな人におすすめです。
ボリュームのあるスニーカーのコーデのポイント
ボリュームのあるスニーカーを履いてみたいけど、「どんな服に合わせればいいのか分からない・・・」という方のために、男女別に人気のオーソドックスなコーデを紹介します。
例えば、細身のパンツとの相性が抜群なので、スキニージーンズやトラックパンツなどに合わせると足元のボリュームとパンツの細身によりシルエットにメリハリがでます。
他にもいろいろなファッションに使える便利なスニーカーです。
ぜひ参考にしてみて、あなたのファッションに取り入れてくださいね。
男子コーディネート① シンプルにまとめる
Tシャツに細めのデニムやチノパン、カラーパンツとシンプルな服装にボリュームのあるスニーカーのコーディネート。
服装をシンプルにすることで、ダッドシューズが持つ存在感が引き立ち、服装にメリハリがついてイイ感じ!
男子コーディネート② キレイめな服装
ダッドシューズとキレイ目な服装や大人っぽい服装と合わせるコーディネートです。
キレイめな服に、ボリュームのあるスニーカーを外しアイテムとして使って足元に抜け感を出せば、あなたもオシャレ上級者!
女子コーディネート① ボーイッシュに決める
ショートパンツにダボッとしたTシャツやパーカーにボリュームのあるスニーカーを合わせたコーディネート。
ボーイッシュで元気っ子な感じもあり、ちゃんとカワイイさもあります。
女子コーディネート② スカートとコーデ
大きめのダボッとしたトレーナーに、ゆるい感じのロングスカート。これにボリュームのあるスニーカーを合わせたコーディネート。
あえてビシッと決めないスタイルがオシャレな感じを演出します。
女子コーディネート③ スキニーデニムやレギンスで脚長美女
レギンスやスキニーのデニムなどタイトなパンツに、ボリュームのスニーカーを合わせたコーディネート。
ボリュームのある足元と細身のパンツのメリハリがオシャレなシルエットを演出。また、ダッドシューズはソールが厚い(厚底)ので、嬉しい脚長効果も狙えます。
ダッドシューズを発売しているスニーカーブランド
ここでは、ボリュームのあるスニーカーを発売しているスニーカーブランドを紹介していきます。
どうしてもナイキに目が行きがちですが、アディダスやプーマ、リーボック、FILAはダッドシューズに力を入れていることをご存知でしょうか?
スタイリッシュさも兼ね備えたボリューム感のあるモデルからThe ダッドシューズといったモデルまで、豊富なラインナップです!
これをキッカケに、いろいろなスニーカーブランドを知り、スニーカーの選択肢が広がり、さらにスニーカーを楽しんでいただければと思います。
スニーカーはナイキだけじゃない!
ナイキのダッドシューズ
ナイキの代表的なダッドシューズ「エアモナーク」と「M2K テクノ」。
エアモナークは、ダッドシューズブームで作られたスニーカーではなく、2001年に発売された一般向けのトレーニングシューズです。
2003年にエアモナーク2が、2008年にエアモナーク3が、そして、エアモナーク4と発売されました。
このエアモナークが現代版にアップデートされたのが2018年にデビューしたM2K テクノです。ファッションに合わせることを念頭に作られているので、非常にコーディネートしやすいデザインとなっています。
アディダスのダッドシューズ
ファルコン
[アディダスオリジナルス] FALCON ファルコン マルチスニーカー CG6210 CG6211 シューズ (レディース) 24.5…
ヤングシリーズ
アディダスで人気のあるダッドシューズ「ファルコン」と「ヤング」。
1990年代のランニングシューズを彷彿とさせるデザインのファルコンは、カラーのバリエーションが豊富です。お気に入りのカラーを探してみよう。
YUNG(ヤング)シリーズの中でYUNG1とYUNG96がボリュームがあってイイ感じです。
YUNGは「YOUNG」をもじった言葉だよ!
リーボックのダッドシューズ
リーボックの定番中の定番「ポンプフューリー」とリーボック独自のテクノロジーを初めて搭載したランニングシューズから派生した「DMX」シリーズ。
プーマのダッドシューズ
プーマのダッドスニーカーシリーズで人気のある「サンダー」シリーズと「セル」シリーズ。
2018年を代表するモデルとなったサンダーシリーズは、1990年代に発売されたCELL(セル)テクノロジーを搭載したランニングシューズとかつてコラボしたマックイーンのシューズをオマージュして作られたスニーカーです。
一方、セルシリーズは、CELL(セル)を搭載したスニーカーです。最新版にアップデートされリリースされたり、当時のモデルが復刻されたりと今かなり熱い1足となっています。
FILAのダッドシューズ
FILAで人気のあるディスラプター 2とフィラレイ。
ディスラプター 2は抜群のボリューム感で、特に女子からの支持率が高い人気の1足。
もちろんメンズが履いてもイイ感じだよ!
一方、ファイラレイは、スポーツ、ファッションなどの要素が融合されたモデル。
【番外編】ダッドシューズブームで復刻を果たしたスニーカー
ダッドシューズブームは、1990年代に発売されたスニーカーを復刻させるほどの影響を与えました。
1990年代に発売されたスニーカーは、今のダッドシューズのようなボリューム感といい感じのダサさがあったからです。
しかも、当時のオリジナルカラーだけでなく、新たなカラーやデザインだったり、他のブランドとコラボしたりと、いろいろなモデルが発売されスニーカーヘッズは大興奮!
今回は、復刻された中から人気のあるスニーカーを紹介します。
ナイキ エアモアアップテンポ
ナイキのエアモアアップテンポ、通称モアテン。
細身のパンツにモアテンは鉄板コーデだね!
2017〜2018年は原宿を歩いている人の足元を見るとモアテンだらけでした。大袈裟なしに本当です!
当時、そのくらい爆発的な人気がありました。
ボリューム感があり、両サイドにあるAIRというデカい文字が強烈なインパクトを残すスニーカー。
バスケの神様マイケル・ジョーダンの相棒スコッティ・ピッペンが1996年に着用していたモデルです。
もともとはバスケの試合で履くように作られたバッシュだったのが、今ではオシャレスニーカーとして履かれています。
ミズノ ウェーブライダー1
ミズノのウェーブライダー1は、これぞ1990年代の体育の先生が履いてそうなスニーカー!
ダサさの象徴といえるミズノのランバードに、ボリューム感があってボテっとした感じ、これぞダッドシューズといったフォルムをしています。
もともとはランニングシューズとして発売されたんだよ
ウェーブライダー1は、ただ復刻されただけでなく、なんと、いろいろなフランドやスニーカーショップ、ミュージシャンなどとコラボしているんです。
例えば、上野を代表するスニーカーショップのミタスニーカーズやDJ.Snake、バルセロナやタイのバンコクに店舗を持つスニーカーブティックの24KILATES(24キレイツ)などなど。
コラボモデルはもう定価で購入するのは難しいですが、通常のモデルならミズノの公式サイトやAmazon、楽天市場でも購入できるのでチェックしてみてください。
サイズ感は若干小さめですが、メッシュ素材がベースに使われていて収縮性に優れているので、キャンバスや合皮、レザーのスニーカーと比べると締め付け感はありません。
日本のメーカーだけあって、日本人の足に合っているのでめちゃくちゃ歩きやすいですよ!
ウェーブライダー1を持ってる僕が言うのだから間違いありません(笑)
アシックスタイガー ゲルカヤノ5OG
長距離ランナー向けランニングシューズとして開発されている「ゲルカヤノ」シリーズ。
ゲルカヤノシリーズの5代目として1999年に登場したのが、ゲルカヤノ5OGです。
時を経て、特徴的なフォルムを維持しなが軽量化され現代版にアップデートされて復刻を果たしました。
復刻してから、すぐにいろいろなカラーが展開されたり、ヴィヴィアンウエストウッドとコラボをして話題となったりと一躍アシックスタイガーの人気モデルに!
男女ともに履きやすいデザインとなっているので、チェックしてみてください。
もはや流行ではなく1つのカテゴリー
2017年から流行り始めたダッドシューズ。
流行では終わらず、もはや1つのスニーカーのカテゴリーとなっています。新たに発売されたモノから昔発売されたランニングシューズまで盛りだくさん!
手で持ってスニーカーを見るのと、実際にスニーカーを履いた自分を鏡で見るのでは、同じスニーカーなのに全く見え方が違います。
まだボリュームのあるスニーカーを体感したことがないあなた、ぜひ履いてみてください。
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